猫多頭数飼い崩壊

7月18日、ホームページを見たお客様から猫の糞で汚れた部屋を、清掃できないかと相談がありました。

電話の話しでは、一人暮らしの男性が入院したが家中が猫の糞で足の踏み場もない状態で、男性が退院するまでに清掃できないかとの依頼でした。また、家には猫が多頭数野放しになっていて男性が退院後にこの猫を飼うことができない体調である説明がありました。

7月20日、現場にお伺いしました。現場は、5LDKの一軒家でエントランス、キッチン、リビング、1階2階の廊下、階段、2階の洋間には、猫の糞が積もっている状況でした。エントランスで確認できただけでも15匹の猫がいました。

依頼者には、猫がいたので正確見積りが出来ないが、エントランスの高所作業(足場を設置して作業する場所)を抜いて糞の清掃と和室ガラスのクリーニングを含めて70万円から80万円になること、床にシミやくすみが残ること、腐食した床や猫が常を研いだ敷居の臭いは、完全に取れない可能性がある事と、また猫がいる状態では清掃できないことをお伝えしました。

依頼者から猫のことについても保健所や市役所に相談したところ、里親を探してくださいと回答があり、市民センターの掲示板に親里の募集を掲示したり、県内のNPO法人に問い合わせしたが成猫、病気、去勢の問題で引き取り出来ない事や有料の施設に相談すると1匹あたり33万円かかるとの事でした。

9月27日、保健所の立ち居入りがあり、現状猫の環境に問題があり動物愛護の観点から虐待に該当する可能性もあり糞の除去をするように指導があったと連絡がありました。

10月3日から9日までの4日間で、猫のいる中2トントラック1台分の猫の糞を片付けました。

10月16日、里親探しにも目途が立たず、依頼者から猫の捕獲と清掃依頼がありました。猫の捕獲我々も経験がありませんでしたが、今回特別にお受けいたし、19匹の猫をゲージに捕獲しました。

10月18日から30日の6日間で床やガラス、サッシの清掃と1階和室の清掃を行いました。また追加になった2階の和室の汚れた品々や畳など、2トントラック2台分の不用品を片付けました。

長い間糞やおしっこを放置した結果、床全体にシミやくすみが残りました。2階の洋間の床の一部や廊下の床は、腐食して尿石が腐食した状態で、完全に臭いを除去できませんでした。また、2階の壁はクロスが剥がれボードにおしっこが浸み込んでいるため、臭いを除去することができませんでした。

知っておきたいポイント
飼い主が、亡くなったり病気で飼えなくなった時、ペットは、飼い主の親族が責任をもって管理しなくてはなりません。
もし、飼い主が一人暮らしの場合は、飼い主のご兄弟やその親族のどなたかが管理しなくてはなりません。

NPO法人の里親は、子犬や子猫しか対象になりません。市や保健所は、このことは十分に理解しています。
しかし、飼い主の親族に対して、飼えないのなら里親を探せというだけで何の解決策にならないのが現状です。

飼えなくなった人のために、成犬や成猫ならびに病気の犬や猫をために、引き取ってくれる業者やNPO法人があるようです。1匹あたり30万円ぐらいです。高いと思うかもしれませんが、死ぬまでえさを与え最後まで飼育してもらうと考えると仕方のないことかもしれません。

after エントランス

after キッチン

after リビングルーム

after 2階洋間

after 2階廊下

after 2階廊下